ファンデーションを使うと肌荒れを起こす。
アイシャドウをつけるとまぶたが腫れる。
など、化粧品(主にファンデーションなど)で肌荒れが起きてしまう人がいます。
色々なファンデーションを試してみたけれど、自分の肌に合う商品が見つからないという人は、もしかしたら酸化亜鉛アレルギーかもしれません。
私自身も、肌に優しいと言われているミネラルファンデーションが、ある日を境にして肌に合わなくなってしまいました。
アトピー持ちの敏感肌なので、できるだけ肌に優しい化粧品選びを心がけてきたのになぜ?
どうしてファンデーションでかぶれるようになったのか原因が分からず、途方に暮れていました。
そこで、自分が使っていた化粧品の成分を調べたり、私と同じような症状の人がいるのではないかと調べてみたところ「酸化亜鉛アレルギー」という言葉が飛び込んできたのです。
今回は酸化亜鉛アレルギーの症状や予防方法を紹介します。
酸化亜鉛アレルギーの症状とは?
酸化亜鉛アレルギーの症状は、人によってさまざま。
酸化亜鉛の含まれているファンデーションを使ったら肌がカサカサになった。
酸化亜鉛が入っている日焼け止めを使ったらかぶれてしまった。
その他、顔に赤みが出た、皮むけが起きた、などのアレルギーによる肌荒れに悩まされます。
私の場合は、ファンデーションを使うことで、赤み、皮むけ(かぶれ)が起きました。
金属アレルギーがあると酸化亜鉛アレルギーを発症することがある
酸化亜鉛を含んでいる化粧品会社のHPには、下記のように記載がありました。
Q.金属アレルギーなのですが、化粧品に金属は含まれていますか。
A.メークアップ化粧品には、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタンといった金属に由来する成分が含まれていますが、これらは金属アレルギーの原因とはなりません。
(日本化粧品工業連合会編 コスメチックQ&A事典より)
こちらのHPを見ると、金属アレルギーであっても、酸化亜鉛などを原因としたアレルギーを起こすことはないと記載されています。
しかし、実際に酸化亜鉛を含んだ化粧品で肌荒れを起こしている方は私以外にもいます。
さらに詳しく調べていくと、化粧品解析でおなじみの「かずのすけさん」のブログにたどり着きました。
◎酸化亜鉛の短所…金属アレルギー体質の人は合わない可能性も!
酸化亜鉛はベビーパウダーの項でも説明したように、成分そのものは皮膚のタンパク質と結合する性質を持った成分です。
アレルギーというのは基本的に【タンパク質】系の成分しかその原因にはなりませんが、 タンパク質との反応性に長けた物質は反応後の変性タンパク質がアレルゲンとなってしまう場合があり、特に皮膚タンパク質と結合しやすい成分は潜在的にアレルゲンになる懸念があります。
汗などに溶け出したり皮膚表面の常在菌や酵素などの働きや他の成分との相性によってはタンパク質との結合が起こり、アレルギーを起こす可能性は十分考えられます。
ちなみにかずのすけも亜鉛系の金属アレルギーがあり、酸化亜鉛系の日焼け止めは長時間塗りっぱなしだと痒くなったり吹き出物がでたりします(^^;)
かずのすけさんの記事を簡単にまとめると・・・
汗をかいたり、肌の状態によっては、酸化亜鉛がタンパク質と結合してアレルギーを引き起こす可能性がある。
ということのようです。
かずのすけさんの記事を見て、「やっぱり酸化亜鉛アレルギーって存在するんだ。」と納得ができました。
今まで普通に使っていたミネラルファンデーションで肌荒れが起きてしまったのは、汗をかく季節になり、タンパク質と結合してしまったことが原因だと考えられます。
ちなみに私は、酸化亜鉛アレルギーよりも前に、金属アレルギーを発症しています。
そのため、ネックレス、ピアス、指輪などは一切身につけることはありません。(結婚指輪でさえアレルギーを起こしてしまい、ここ数年つけていません。)
酸化亜鉛アレルギーを防ぐためには、化粧品選びに注意しなければならない
自分が酸化亜鉛アレルギーだと気がついたら、とにかく酸化亜鉛を含まない化粧品を探すしかありません。
または、酸化亜鉛が含まれていたとしても「コーティング」をきちんとしている化粧品を選ぶ必要があります。
今は、化粧品成分表示が義務づけられているので、原料に酸化亜鉛が入っているかを確認することは簡単にできます。
ただし、酸化亜鉛不使用の化粧品を探すのはとても大変です。
なぜなら、ファンデーション、チーク、アイシャドウ、ほとんどの化粧品に酸化亜鉛は含まれています。
肌に優しいとされているミネラルコスメの成分には、必ずと言っていいほど酸化亜鉛が使われています。
また、酸化亜鉛は肌を老化させる原因とされる紫外線『UVA波』の中でもより長い波長の光【ロングUVA】にも対応できるため、ほとんどの日焼け止めに使われているのです。
とにかく地道に「酸化亜鉛不使用」の化粧品を探していくしか対処法はありません。
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まとめ
今回は酸化亜鉛アレルギーについて紹介しました。
酸化亜鉛はほとんどの化粧品に使われています。私自身も酸化亜鉛不使用の化粧品を探してみましたが、なかなか見つからず、時間を要しました。
しかし、酸化亜鉛アレルギーの人でも使える化粧品は存在します。
別のページで酸化亜鉛不使用の化粧品を紹介しているので、よかったら読んでみてくださいね。